琉球大学院医学研究科 女性・生殖医学講座

専門医研修

琉球大学産婦人科専門研修プログラムでの研修希望の方へ

  1. 2025年4月からの産婦人科専門研修の開始に向けて、2024年11月を目途に、専攻医の一次登録を開始し、また、12月を目途に二次登録が開始される予定です。
  2. 初期研修医(どの病院で研修されていてもかまいません)あるいは医学生で、『琉球大学産婦人科専門研修プログラム』での専門医研修を希望される方、是非ご連絡下さい。医局員一同で皆様方を大歓迎いたします。

問い合わせ:琉球大学医学部産婦人科医局事務長 仲田しのぶ

e-mail: nakada@jim.u-ryukyu.ac.jp

琉球大学産婦人科研修プログラムの概要

  1. 琉球大学病院産婦人科を基幹施設として連携11施設とともに研修施設群を形成して専攻医の指導にあたり、高度かつ安定した産婦人科医療の提供に必要な専門医の育成を目指し、地域医療の経験も推奨する。
  2. 連携施設では、大学病院では経験する事が少ない性感染症、骨盤臓器脱、避妊指導、モーニングアフターピルの処方と服薬指導などの習熟が可能であり、指導医の一部も施設を移り施設群全体での医療レベルの向上と均一化を図ることで専攻医に対する高度に均一化された専攻医研修システムの提供を可能としている。
  3. 連携施設には、それぞれ得意とする産婦人科診療内容があり、基幹施設を中心として連携施設をローテートする事で婦人科腫瘍、周産期、生殖内分泌、女性のヘルスケアの4領域を万遍なく研修する事が可能である。

琉球大学産婦人科研修プログラムの具体例

専攻医の研修病院、期間等については、個々の専攻医の希望と研修進捗状況、各施設の状況、地域の医療体制を勘案して、琉球大学産婦人科研修プログラム管理委員会が決定する。

  1. 当プログラムの専攻医は3年間で修了要件を満たし、ほとんどは専門医たる技能を修得したと認定される。病気や出産・育児、留学などのため3年間で研修を修了できなかった場合は研修期間を延長し、最終的に専門医を名乗るに足る産婦人科医として、修了年の翌年度以降に産婦人科専門医試験を受検することも可能である。産婦人科専門医取得後は専門分野を選択し、そのサブスペシャリティ研修を全面的に支援する。
  2. 地域医療の義務や病気・出産・育児などで上記の年限での研修修了に困難が予想される場合は、カリキュラム制の選択も可能である。
  3. 研修は基幹施設である琉球大学病院ならびに沖縄県内の連携施設にて行い、6ヶ月~1年ごとのローテートを基本とする。大学においては、婦人科悪性腫瘍の診断と治療、ハイリスク妊娠や胎児異常・産科救急、高度生殖医療、および腹腔鏡・ロボット手術(悪性症例を含む)などを中心に研修する。一方、連携病院においては、一般婦人科疾患、悪性腫瘍の診断、正常妊娠・分娩・産褥や正常新生児の管理、一般生殖医療を中心に研修する。外来診療および入院診療は治療方針の立案、実際の治療、退院まで、指導医の助言を得ながら自ら主体的に行う研修となる。

Subspecialty専門医の取得に向けて

産婦人科専門医取得後にはサブスペシャリティ研修を全面的に支援する。当プログラムでは以下の専門医・認定医取得への指導が可能である。「Subspecialty産婦人科医養成プログラム」として、産婦人科4領域の医療技術向上を目指す臨床研修や、リサーチマインドの醸成および医学博士号取得を目指す研究活動も支援する。

初期研修プログラム

琉球大学産婦人科研修プログラム管理委員会は、琉球大学病院医師キャリア支援センターと協力し、初期研修医の希望に応じて、将来産婦人科を目指すための初期研修プログラム作成にもかかわる。

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